いやはや、昨日の夜も凄かったようです。
幸い私は途中途中でちょこちょこ利益をトルコリラのカットで削っていましたし、急な相場変動に抑えて200万ぶっこんでおいたので、まだ維持率は700%くらいあってロスカットは免れました。
私は家に帰ったのが12時を回ってましたので、風呂入ってようやく落ち着いて相場を見ていると、なんと17.2円(そこが底だと思っていた)を突き破って15円台を記録しているじゃあありませんか!
こりゃあかん!!絶対ロスカットにあってる人多数いるに違いないと思ってTwitter見たら案の定、耐えに耐えていた方々もロスカットにあってしまっているようでした・・・・さすがに15円台までこんなに短期間に下がるとは思っていなかったんでしょうね。私だってこれっぽっちも思ってませんでした。
ドルトルコ約6.8ですから。8月頭はいうてもまだ5とかだったのにな〜。
本人の資金管理の甘さが一番の要因とはいえ、今回の急激な下げによるロスカットは、「本人の資金管理の甘さ」の一言で片付けるには気の毒な気もしています。
5月の時点で既に国民に「ドルやユーロをトルコリラに変えて欲しい」と懇願していましたが、この後に及んで、このレートにも関わらず、ましてや満を持して行った経済政策発表の場で、「金や外貨をトルコリラ変えて欲しい」という懇願アゲイン・・・・
あまりに無策というか・・・・組織のトップが下のものに対して示せるものが「懇願」だけとなった場合、そのトップがよほどの人格者でない限り、早晩その組織は沈みます。だってなーんも考えてないわけですから、対策を。会社でも国でもそれは同じでしょう。
そもそも一体誰が、手元にある価値の高いドルやユーロを、年初から半額以下になったゴミ同然のトルコリラにわざわざ変えるというんでしょうか?
ちょっと想像してみれば、そんな懇願をすること自体が経済的合理性が全くない滑稽なものだと気づくはずなんですが。。。本人はもとより、周辺もよほど無能だと見えますね。
ましてやトルコは日本と違って、米ドルやユーロが使える場所が多く、何が何でもトルコリラに変えなければならない理由はありません。
おそらく、いや、確実に、トルコ国民自体も「トルコリラやべーな。資産は米ドル・ユーロで持っておこう」としっかりタンス預金しているはずです。
米ドルやユーロでコツコツ貯金していたトルコ人にとっては今頃笑いが止まらないでしょう。
イラン人と一緒です。米ドルで貯金していたイラン人は今大笑いしてますよね。
エルドアン君は
「経済制裁でトルコを潰すことはできない」
「我々はあらゆる事態に対応できるよう準備をしている」
と、漠然とした内容の割に強気な発言をしたらしいですが、その裏ではロシアに泣きついているとの報道も・・・・
そんなタイミングで天敵アメリカのトランプ爺さんには関税アップの制裁を加えられ、中央銀行も自国大統領にロックされてて金利も上げられない状態。
中央銀行が動けない。ここまでの事態になっても緊急利上げもしない。まさに無策、、、ということがわかれば、そりゃ市場参加者達だって、安心して売り浴びせられますよね。
日本人投資家(ミセスワタナベ)がスワップ欲しさに買い支えているとの報道もありましたが、ここまでくると日本人だって安心してトルコリラを売り込めます。だって、政府も当局も無策で何も動けないわけですから。
トルコリラでロスカットに遭った日本人が多かった裏で、昨夜はトルコリラショートを思いっきりかけて大儲けした日本人も多かったようです。
エルドアン君がどんなにすごんだところで、あるいは泣きついたところ、この世界は溺れた犬は徹底的に棒でぶっ叩かれるのです。
引き続き溺れた犬であるトルコリラは棒でぶっ叩かれるでしょうから、私もロスカットに合わないように、決済利益とスワップ利益を使って、徐々にポジションを縮小させていきつつ、チャンスがあればトルコリラぶっ叩こう。
ただ、ちょっとだけ庇うとすれば、昨夜はトルコリラの下落は目立っていましたが、ニュージランドやポンド、ユーロドルなど他の通貨も結構下落してますし、株も仮想通貨も下落がきつかったのでね。
ま、当分厳しい地合いなのかもしれませんね。トルコの自浄作用は期待できないので、相場全体が円安に向かうことを祈りましょう。
週末は相場も動いていないので、気持ちを切り替えてみなさん良い週末をお過ごしください^^