FXであれ、株式であれ、投資をしている方は必ず出口を考えておかねばなりません。

増えた減った言ったところで、終局的に、それを何かの為に使わなければ、画面上の数字の増減でしかありませんよね。

これは含み益や含み損のことだけを言っているわけではなく、確定利益であっても同じです。

利益確定したとしても、結局それでまた買い増しして画面上の数字が増えて取引を継続するだけなら、自身の生活自体には何の変化もありません。

原資は増えて、資産が増加するスピードは加速するかもしれませんが、結局は大負けして退場するためのプロセスでしかない可能性だってあります。

そうしてロスカットに遭った後に、「あの金があれば、あんなことできた、こんなことできた」と夢想しても時すでに遅しなのです。

利益が大きくなったら親孝行しよう
もっと利益が出たら家購入の頭金にしよう

そう思いながら、結局自分自身に使うでもなく、周りの大切な人への恩返しや孝行に使うでもなく、相場に大切なお金が飲み込まれていく・・・そんなことは避けたいですよね。

だからこそ、出口をあらかじめ考え、「いつ、何の為に使うのか?」をしっかりと決めておく必要があります。

そうでなければ、負ければ直行で地獄行きですが、勝ったら勝ったで負けるまでやるだけの話です。

画面上の数字が増えた、減ったでドキドキハラハラ代だと思うのならそれもまた良いでしょう。

真の意味の利益確定とは、決済し、税金を払って、残ったお金で何かを実現した時を言うのだろうと思います。

それ以外は、含み益であれ、確定利益であれ、一時的に気分はよくなれるのかもしれませんが、それ以外の意味合いはない、どこまでいっても机上の数字でしかないのだろうと思います。