投資系ブログや営業ではよく出てくるフレーズ「老後資金1億円」。
これって本当なんでしょうか?
投資をさせようとしているだけの営業トークではないのか?と思っていたのですが、これはあながち嘘ではないな、と。
家庭の事情ですが、私が25歳の時からまあかれこれ13年くらい毎月同じ金額を両親に仕送りしているんですね。
仕送りと言っても送金+私の口座からの引き落としなので、これまで具体的には把握していませんでしたが、金額どのくらいか今更ながら計算をしてみました。
ちなみに、地方都市で決して生活コストが高い場所ではありません。
- 家賃(駐車場代込) 75,000円(私は両親と同居していない)
- 食費・交際費(父・母が自由に使えるお金) 160,000円
- 車2台分のガソリン代・保険代 10,000円
- 携帯電話代 10,000円
- 水道光熱費 7,000円
- J-com 9,000円
【合計:271,000円】
現在両親は62歳です。
今の生活レベルを維持しながら、仮に90歳までとすると、271,000*12ヶ月*28年=91,056,000円。
車検代やらお祝い事なんかもありますから、それらを計算に入れると「老後資金1億円」というのはあながち業者のセールストークではないようです。
私の両親は失業期間が長い為、年金も微々たるものです。
年金受給が支払い期間25年→10年でOKとなったので、母だけ今年からもらえるようになりましたが、結局支払い額が少ないので、受給額二千円とかですorz
年金が夫婦で月額15万円くらいあって、住宅ローンが終わっている自宅がある方なら、私の例で言えば75,000円が不要になるので、月の収支はマイナス5万円程度で済むのかもしれません。(35年経過した家って費用かけずに住めるもんなんですかね・・・)
故郷は地方都市なので、両親の場合は現在の私の仕送り額でもゆとりがあるでしょうが、都心部だともっと必要になるであろうことは想像に難くありません。
私自身、年老いてからギリギリの生活をしたくもないですし、精神的な不安感に苛まれたくもありません。
かと言って、いざ老後が近づいてからなんとかしようとしても額が額だけに簡単にはいきません。
老後が近づいて一気になんとかしようとして無理な取引をし、逆に損失を出すのがオチでしょう。
早めの行動が大切ということですね。
それにしても、いざしっかり計算すると本当にこんなにかかるんですね・・・・
100歳まで生きる可能性だってもちろんあるわけですし、歳を取れば医療費もかさむでしょう。
毎月かかる生活費(生活水準)や何歳まで働けるか、年金などの収入がどの程度あるかはそれぞれでしょうが、自身で収支と本当に必要であろう現実的な金額はしっかりと計算・把握しておいたほうが良さそうですね。
私の場合は両親とは別に、当然自分自身のこともあるわけですから、2億は最低必要かなと思っています。